2013年
母コケた
先日、義母が転んで利き腕を負傷した。家事はもちろん、着替え、入浴もままならない。一人暮らしの81歳はいつ何があるかわからないと、今回も想定内ではあった。が、いろいろ手配が済むまでは、一日おきに片道3時間かけて通うことになってしまった。
義父、実母についで3回目の介護申請。整形外科は冷たい。半年以上通院しないと手続きしないと言うので、かかりつけの優しい内科医にお願いした。
認定訪問員が家までやって来て義母にあれこれ質問する。「洗濯物は干せますか?」と聞かれれば「竿を低くしてもらったので、左手と歯を使って干します」。「散歩するそうですが、どのくらい歩くんですか?」には、「最近 歩くのが遅くなって、ヨーカドーまで1時間くらいかかります」。「えっ!? 1時間も歩けるんですか?」「ええ、歩きますよ」と、背筋をピンと伸ばし、ハキハキ答える義母・・・。まるでお達者クラブのインタビューのようだ。
結果は1ヶ月先になるが、ともかくヘルパーさんに来てもらっている。そして、感謝しなければならないのはお隣。怪我をした時も病院に連れて行ってくれ、今もヘルパーさんが来ない日はシャワーと着替えの世話をしに来てくれる。「私だったら、隣りの世話なんかしないよ」と、正直者の義母は感謝しつつ、ちゃっかり世話になっている。
しかし、こんな有事に役立たないのはやはり「息子」であった・・・
BY ポッポ
薄雲…
あの有名な外科医と同じだった試験官
先日、自家用操縦士の実地試験があった。受験生には以前から、試験の様子や担当試験官のことをレクチャーしていた。 その日は天候が悪く、オーラルのみが無事終了しホッとしたが、試験官が帰った後にその受験生は 「いやー、試験官と会っていきなりビックリして真っ白になりました」と言う。 なぜ? その答えは次の有名な外科医の話と同じだった。
ある大学病院に有能な外科医がいた。ある日、その外科医のもとへ交通事故に遭った父親とその息子が運ばれてきた。緊急手術をすることになったその外科医は、手術台に乗せられた子供の顔を見て 「神様、どうか私の子供をお助けください」と言った。 この外科医と子供の関係は?
おわかりだろうか? お父さんが二人いたとか、外科医が子供を見間違えたわけではない。 そう、試験官も外科医も女性であったという、有名なジェンダーの問題である。
いやー、受験生がそんなにビックリしたとはこっちがビックリした。 そういえば私が女性でパイロットで教官であることを驚かれることはあったが、こちらからすると試験官が女性であることは何ら不思議でもなく、あえて説明しなかったのだと思うが、今の時代でも試験官は男性のイメージなんだと再認識した。 いやー実に面白い。
ポッポ
FA200フォーメーション離陸
5月26日に行われた北宇都宮駐屯地祭に、栃木県航空協会のFA-200二機を、地上展示しました。アウトバウンドの際の、フォーメーション離陸の様子が、YouTube に、アップされました。
■FA-200のフォーメーションテイクオフ
(ピッチアップした時に観客から「おぉ」とどよめきが上がっています。)
DECO
ゼロ戦 IN 所沢
零戦が今 埼玉県所沢市の所沢航空発祥記念館に展示されているのをご存知だろうか?
我が家から自転車で20分のこの記念館のある50haの広さの公園には子供を連れて頻繁に遊びに行ったものだが、今もたまに一人で飛行機のスケッチをしたり、緑の中を歩きたくて行く。
アメリカからやってきた零戦のエンジン始動見学会は昨年12月、1260人の定員/日で2日間があっという間に満員、3月もさらに定員を増やして4日間が満員だったらしい。 これほど混雑することが今まであったろうか・・・?
私は今頃、室内展示のみだが見に行った。初めて見る零戦。主翼の長さはセスナ172とほぼ同じだが、エンジンが大きく、尾輪式だから座席の位置が格段に高い。表面は意外に薄っぺらく感じるが、これが最高水準の性能の理由の一つなのか。 何だろう、戦火をかいくぐってきた厚み、重みがジーンと伝わってくる。 操縦席は見れず残念だが、本当に大切に扱われていた。 搬入・組立、エンジン始動はVTRが流されているので見聞きできるし、設計図や日本の航空の歴史もいろいろあって興味深い。
そして併設されているミニシアターでは、「エアレーサー」というアメリカの短編映画が上映されていた。 ここでは通常目にすることのない航空映像を見れるので、時々 チェックしている。 今回はリノ・エアレースをベースに、第2次大戦のアメリカ陸軍航空婦人部隊の映像も少し流れた。
東京の都心からはちょっと遠いが博物館としても公園としてもかなり充実しているので航空好きには来て欲しい場所。 YS‐11とC-46の実機が外にドーンと座って待っている。 零戦は8月31日まで。ぜひ、ホームページも見てね!
by ポッポ
横風着陸
滑走路に対して横方向から吹く風は、機種ごとに風速が制限され、離着陸は正面からの風よりもずっと難しい。接地のコツは風下に少し向くぐらいのラダー使用と、引き起こして減速するに応じて舵の量を増すことだろうか。最後まで柔らかく舵を動かせたら言うことないけれど、それがなかなかできないものだ。
この日、ほどほどに横風が強いのに、飛び始めてまだ5回目の訓練生2人と初めてのタッチ・アンド・ゴーの練習を行った。
初期の練習では教官が必死に喋りながら、時に手を出し足を出し指導する。通常の5倍は疲れるし、冷や汗もかく。まして横風で二人分。訓練が終わり帰り着いた頃には、声が渇れてよく出なくなっていた。
年に数回は声が出なくなるが、今はもっぱら受験直前の訓練生と飛ぶので、なるべく黙っている。体力の消耗は少ないが、心の中のため息は増えて、精神的ストレス増加中である。よって、訓練生も教官も合格を渇望するのだが・・・。
さあ、スッキリ合格目指して明日も頑張ろう! BY ポッポ
MJ見ました♥
”MJ”とは・・・ 三菱重工のジェット機ではなく、あのマイケル・ジャクソンのこと。
さいたまスーパーアリーナで、シルク・ドゥ・ソレイユの公演「マイケル・ジャクソン ザ・イモータル・ツアー」を見ることができた。2時間以上もの間、ずっとマイケルの曲が流れ続ける幸せ絶頂の中、再現されたダンスとアクロバティックな演技とのコラボが新鮮で美しく、場内は興奮・熱気に満ちた。 ありがとう シルク!
そう ”MJ AIR”(MJ航空)というのもあった。これは映画「THIS IS IT」のDVDにある「舞台裏」でその正体を見た。コンサートの最後の退場シーンで、3Dのジェット機が轟音とともにステージいっぱいに現れる。タラップが降りてきて、階段を上がったマイケルが中に消えた。そして、そのジェット機が客席に向かって離陸滑走し、頭上を飛び去るのだ! 何という迫力ある仕掛け!!
もうしばらく、マイケルと一緒に生きたかった。 が、しょうがない。明日はまたDVDを見てハッピーになろうっと。
ポッポ
International Aerobatic Club ジャッジ資格
International Aerobatic Club(IAC、アメリカ) のジャッジ資格を取得しました。所定の条件を満たし、試験に合格すると上のリストに載ります。これで、公式競技の審判として参加することができます。
この資格を維持するには定期的にジャッジ経験を積まなくてはならなくて大変だけど、がんばるぞ。日本在住の日本人は今のところ一人だけ。
by flying cat
横田カンファレンス(続報)
ランチのステーキプレート。
お肉が柔らかくておいしかった。
デザートは細切れにされたケーキ。
ただただ甘い。
おみやげもたくさん。
食べてばかりではなく、関東平野の空域情報について、しっかり情報を仕入れてきましたよ。
by flying cat
Yokota conference
昨日4月21日、横田基地で開かれた「関東平野衝突防止会議」に参加してきました。全国から100人を超える民間航空機パイロットが集まり、米軍/自衛隊の皆さんとともに、航空の安全に関する活発な意見交換が行われました。
昼食には、米国ならではのステーキと立派な記念ケーキがふるまわれました。
準備にかかわったスタッフの皆さん、本当にありがとうございました。
DECO