2019年
パイロットに向いているのはどんな人?
と聞かれたら、私は「バランスの良い人」と答える。
頭が切れるとか、運動神経が抜群、すごく器用・・・などと何か抜きんでているよりも、全体的に凸凹が激しくない感じが良いように思う。まずは航空身体検査に合格できる一般的な健康があれば良い。 そして、100年前と違い、今の航空機には、視力・腕力・勇気よりも、IT対応の方が大事なようだ。
でも、初歩の訓練では、小型のプロペラ機を使い、自分の感覚と体力・頭で、誰の助けを借りることなく、何が起きようがたった一人で無事、着陸させることを学ぶ。 手足を動かしながら、外を見張り、計器やチェック・リストや地図を読み、無線のやり取りをし、到着予定時刻を頭で計算し、用紙に書き込んだりするマルチでアナログな世界だ。
そして、何より訓練費が高額なので、自費でも社費でも余計な時間は掛けられない。時間内で仕上がらなければ、途中で断念せざるを得なくなることも間々ある。
プロになれば、乗員・乗客も指揮・管理する強いリーダーシップやコミュニケーション力が必要でもある。 パイロットの基本はルールとマニュアルであり、創造力やビジュアル系の容姿などはほぼ必要ない。 感情豊かであるより、動じず、機転を利かし、淡々と手順をこなせる方が良いのだ。
と、たくさん並べたが、メカに強くもなければ、チビで体力あるわけでもない私がやっていたのだから、そうそうハードルが高いわけでもない。 元エアライン・パイロットの知人がよくぼやいていた。「勉強したくなくてパイロットになったのに、何でいつまでも試験だ審査だと、勉強しなきゃいけないんだ」と。。。。。これらもご参考に。
by 40年前は情報が少ないから飛び込めたのかもしれないポッポ
飛行機の操縦って面白いの?
と、聞かれたら 「自分で飛んでみたいと思う人なら、たぶん飛ぶ面白さにとり憑かれるよ」と答えよう。
ゲームや映画では味わえない空の広さ、浮遊感、三次元の自由度・・・やはり生身の限界を超えて動かせる面白さがあり、今まで見えなかったたくさんの境界線や道も見えてきて、世界が大きく広がるだろう。
車との一番の違いは 「止まれない 失速すれば 落ちていく」ではないか。道に迷おうが、ガソリンが無くなろうが、立ち止まって考えることなどできない。空で何かあったときには、地上にあるものにとって、機体は直ちに凶器と化す。だから航空機には「出発前に入念な確認をしなければならない」と航空法にもあるし、扱う人間にもその自覚が必要だ。
でも、機長にはその重責と共にやりがいや達成感、そして判断の自由もある。 会社や組織、団体に所属していようがいまいが、上司や監督者がいようがいまいが、プロ、アマ問わず、そのフライトの責任者は機長だ。 地上の人には手出しのできない世界がそこにある。
ドローンや空飛ぶ自動車が登場し始めた時代だけど、まだまだ一筋縄ではいかない操縦の世界、さあ、あなたも今のうち、空のワンダーランドへ行ってみる?
by ポッポ
ホンダジェット!
空のワルツ秋号でホンダジェットを特集しましたが、掲載されなかった写真がたくさんありますのでここで披露したいと思います。
取材後ホンダエアポート(埼玉県桶川市)のクラブ大会でのローパスの計画がありました。北九州から羽田に降り、小生も搭乗しての心躍る計画でしたが、機材の不具合により実現できませんでした。しかしながら所有者のタカギさんは、また実現したいとのこと、楽しみにしています。
浦松香津子
空を飛んだらどうなるの?
と聞かれたら、「鳥の目になれるよ」と答えようか。
見える世界が広がって、見えていなかったものが一気に見えてくる。 逆に、ゴチャゴチャ目の前にあった小さなものが消えてしまう。 三次元的に俯瞰する能力が備わり、ポツンと宙に浮く自分だけの広大な開放感が味わえる。
鳥は風を感じながら、音の無い広い広い空間を、ゆうゆうと飛んでいるのだろう。 でも、人はそうはいかない。 汗水垂らして勉強し、トレーニングし、あれこれ準備する。 そして、モノによっては酷い騒音を耳にしながら、やっとの思いで飛び上がるのだ。
人が世界中を飛び回るようになって、空は狭くなったが、まだまだ上がある。 鳥よりも努力と苦労が必要だが、鳥よりも速く、高く、飛べるのはまちがいないので、心配なくチャレンジしてほしい。
台風19号により、今や家の前は冠水状態。 そこへボボボボボボと音を鳴らして来るアホな車が1台。 「一瞬出掛けてくるわ」と言う我が家のアホを1人乗せて、風雨強まる中、ジャボジャボジャボジャボと去って行った。
by 地上にも安心・安全・安泰など無いとつくづく思うポッポ
ポッポ健康法1 「かゆみ編」
そろそろ、蚊もいなくなる季節だが、森にはまだいるのでご用心。
昨年 犬の散歩で腕をひどく刺され、今度は塗りまくった市販のかゆみ止めにかぶれて、蕁麻疹状に発展。皮膚科に駆け込んで、強力なステロイド薬3本もらったものの、まったく効かず。 仕事中、我慢できない強い痒みに、もう必死にネットで「かゆみのツボ」を検索。 とりあえず、押しやすそうな4か所を夢中でグイグイ押していると、アラ不思議。痒みが収まったのだ。 数分すると、また痒くなるが、また2~3分押してを繰り返すうちに、とうとう気にならなくなった。
これをきっかけに、今ではどんな痒みも「薬いらず、ツボで撃退!」している。 参考にその時活用したツボの図解を載せるが、検索すればいろいろ詳しく出てくるので、ぜひ試していただきたい。
【追記】
義母から教えてもらった良薬がある。蚊に刺されたら、”塩”を塗り込むのがすごく効く。ザラザラ感が気持ち良いし、肌の弱い小さな子供にも安心、そして「安い」の3拍子揃った優れモノです。
by 健康オタク ポッポ
オシュコシュエアショー2019に行って来ました!
7月23日から27日の5日間、米国ウイスコンシン州オシュコシュの世界最大エアショーに行って来ました。毎日毎日いい天気、そして広大なオシュコシュ空港に集まったおびただしい数のフライインの飛行機。5日居ても見回り切れません!
エアショーや様々な展示機、ブースもよかったけれど、風の谷のナウシカのメーヴェを実機化したオープンスカイ・プロジェクト「M-02J」を見られて、制作者の八谷さんに作成秘話をお聞き出来たことが一番うれしかったです。 吉巳 香
選挙に行こう!!
3年前に選挙権の年齢が18歳以下に引き下げられ、ちょうど三男がそれに引っかかった。いざ行かんと、候補者や投票要領をレクチャーした後、次男の車に乗り込み、3人と1匹で期日前投票に出かけた。
エンジン・スタート、ガーッと天井が全開、ズンズン重低音の音楽が青空いっぱいに響き渡る。ゆっくり車が走り出すと、横を行き交う人の顔が私よりも上にあり、皆 目を丸くして覗き込む。「このまま行くの?」と冷や汗にじむ私が訪ねると、息子は「うぃ~」とノリノリで進んで行った。
信号で止まっていると、「あら、お揃いでいいわね。どこへ行くの?」とたまたま通りがかった近所のママ友が話しかけてきた。「期日前投票で市役所へ行くの」と答えたが、オープンカーというのは外との会話もスムーズであることを初めて知った。その状態のまま、警察の前を通り、無事、投票を終え、同様にして帰ったのだった。
「息子たちよ、また選挙があるぞ。スマホばかり覗いて、やりたい放題の政府に従うだけの国民になっていくんじゃないぞ」と、身近なところで投票率アップを図るのだが。。。
by あーだこーだと今から家族を投票へ誘いにかかるポッポ
振り返れば乱気流🌀
飛んでいる航空機の後ろには後方乱気流が発生する。
この絵では、翼端から渦を巻いている、目に見えない乱気流を、花びらで美しく見せたいと描いたのだが、本当は後方乱気流など出会いたくないコワイ存在だ。 大型ジェット機の乱気流に入ってしまった小型機はひとたまりもない。大揺れし、いきなり大きく傾き、操縦不能となってしまう。
航空機たちはお互い、目に見えない乱気流を予測し、時間を空けたり、その経路を避けたりするのだが、人の人生にも当てはまるような気がする。
誰でも、大なり小なり乱気流を生み、それを引きずりつつ、たまにドッカーンという大型乱気流に遭遇、避けきれずに突入し、それでも何とかかんとか通り抜けて、ここまでやってきたのだ。 パイロットが揺られて強くなっていくように、人生の達人になっていくのだろう。
しかし、もうちょっと静穏な日が多くあってもいいんじゃない? by ポッポ
桜とセスナ🌸描いてみた
今年の桜は長いようだ。 桜吹雪が好きなのだが、ちょこちょこ寒くなるので、散りが鈍い。 そうなると花も「はかない」ではなく、「しぶとい」となる。
人間だって、「儚い」方が美しく感じるが、人からどう見えようが「しぶとい」「図太い」「面の皮が厚い」のが勝ち残っていくのだなあ、特に政治家ってそうでないとやれないだろうなあ、などと思いつつ桜を眺めるこの頃。
タイミングも難しいし、人も多いと聞くが、吉野山と妙義山の山の桜を一度見てみたい。そしてまた難しい桜の絵に挑戦してみよう。
by ポッポ
Where are you from!? at 富良野
「暖冬」の今シーズン、恒例のスキーは北海道を予約していた。 2月後半の雪の状況からすると、大当たり。
長野に比べ、団体さんもいなくてすいており、でもやはり半数近くは外国人だろうか。 休憩所やロープウェーの中で、彼らと話をする機会はいくらでもある。
山頂で写真を撮ってもらおうと、近くにいたスノボのお兄さんに「すみませーん」と声を掛けたが、反応がない。 これは中国人か?韓国人か?と思い、「Would you take a picture?」と言って、カメラを差し出した。 すると、お兄さん「OK、OK」と。 隣のご友人も「Smile!」と私に陽気に声を掛けてくれる。すべてが「OK、OK」のお兄さん、 「Thank you」と私が立ち去ろうとしたその時、後ろで「次、〇〇まで止まらんと行こか」「ええよ」という大阪弁が聞こえてきた。 ズルズル滑り出しながら振り返った私は 「ええっ! この人ら関西人やったん!?」と驚愕した。
なんと、彼らは私を外国人と思っていたのだ。 『お互いを外国人と勘違いする日本人』という画が、今後 増えてくるのか。。。。。?
by バックカントリーをスイスイ滑る外国人が
羨ましくて仕方のないポッポ