2019年5月
振り返れば乱気流🌀
飛んでいる航空機の後ろには後方乱気流が発生する。
この絵では、翼端から渦を巻いている、目に見えない乱気流を、花びらで美しく見せたいと描いたのだが、本当は後方乱気流など出会いたくないコワイ存在だ。 大型ジェット機の乱気流に入ってしまった小型機はひとたまりもない。大揺れし、いきなり大きく傾き、操縦不能となってしまう。
航空機たちはお互い、目に見えない乱気流を予測し、時間を空けたり、その経路を避けたりするのだが、人の人生にも当てはまるような気がする。
誰でも、大なり小なり乱気流を生み、それを引きずりつつ、たまにドッカーンという大型乱気流に遭遇、避けきれずに突入し、それでも何とかかんとか通り抜けて、ここまでやってきたのだ。 パイロットが揺られて強くなっていくように、人生の達人になっていくのだろう。
しかし、もうちょっと静穏な日が多くあってもいいんじゃない? by ポッポ