飛行機
「人☺文字」航空写真撮影
プーン…と近くでセスナ172の飛ぶ音が聞こえてきた。 急いでベランダへ出て見ると、ほぼ真上を1000フィート(300m)くらいの高さで、ゆっくりと通過して行った。 どうやら、近所の小学校を中心に旋回して、人文字の撮影をしているようだ。
パワーを絞り、速度を落として左旋回しながら、①②③方向から撮影。 同じところを④⑤⑥ともう一周したら、次に人文字の真上に入って垂直撮影を⑦⑧の2回。 そして、終了合図で右旋回⑨をして、ライト点灯、翼を振りながら子供たちの上を通過⑩。
最後の翼振りがちょっとおとなしいように見えたが、正に私がブツブツ言う通りに飛んで行った。 カメラマンの「終了! さあ、帰ろうか」の懐かしい声が聞こえてくるようだった 。
by ポッポ
空撮スケッチ~西新宿~
ヒコーキ♡アレンジメント
板倉滑空場
この春から数回、、群馬県の板倉滑空場にある日本モーターグライダークラブへお邪魔する機会があった。 河川敷に3本取れる幅広な草地滑走路があり、春にはタンポポに彩られ、ヒバリがさえずり、ぷーんと田舎の香りがするのどかな美しい所だ。
とはいえ、みんなで行なう朝のブリーフィングではきっちり天候他注意点が伝えられ、無線での運航管理も怠りない。 そしてグライダーと曳航機、モータグライダーが次から次へと飛び回る。 終了後には広く快適なクラブルームで、これまた反省会的な情報共有のできる全体ブリーフィングがたっぷり行なわれ、なんとしっかりしたクラブかと驚いた。
私はその日、モーターグライダーのディモナに体験搭乗した。 久しぶりの空、エンジン停止の滑空もシーンと静かでとて心地よく感じた。 こんなマーキングの無い、草地での離着陸は10年以上前だったろうか、関宿滑空場での体験以来で新鮮だった。
その後は、教育証明の勉強会と実地試験で忙しくなって、教室に籠ってばかりいたが、東京からも意外に遠くないことを発見、また飛びに行きたいなと最近思っている。。。
ポッポ
レッドスバルフォーメーション離陸
去る5月24日、陸上自衛隊北宇都宮駐屯地開設42周年記念行事にて、FA200の地上展示を行いました。 コックピットへの体験搭乗は子供たちに大人気でした。離陸の様子はYouTubeからご覧ください。DECO
http://youtu.be/9TqhmjJP30A
その警報が危ない!?
G1000というコンピューター計器ののセスナ172S型では、デジタル化した計器パネルの見た目にも戸惑うが、一番厄介なのは警報システムではないだろうか。
今までは自分の目で外を見張り、無線でのアドバイスを聞き、機内の計器を見守っていたのだが、新型コンピューターは文字やマーク、色の表示、声や注意音で、それはそれは親切に知らせてくれる。 「他の航空機が近くにいる」 「地面が近い」 「管制圏の中にいる」とか、あれが調子悪い、これが壊れたと、ひっきりなしに何か点滅し、音声などが聞こえてくる。 因みに全部英語で、女性の声か男性の声かお好みで選べるようになっている。
あまりに数も種類も多く、見たこともないものが出てくると「何だっけ?」となるので、アナンシエーション・警報表まであるのだが、飛行中に表から探すのがまた大変過ぎる。 便利な時もあるが、余計なお世話と感じることの方が多く、以前に比べて操縦や見張りに専念できる時間が削がれているように思う。
先日の訓練で警報システムを体験してもらったが、まあ、操縦のアドバイスをする私の声に、コンピューターの声が被さってきて、もうグダグダだった。 その声があまりに大きいのでもう少し小さくできないか尋ねたところ、社内で簡単に設定が変えられないそうだ。
これからもG1000との戦いは つ・づ・く。。。か
ポッポ
MAPでLOST!?
この春からセスナ172のS型に時々乗っている。 G1000というコンピューター化された大きな2枚のデジタル画面が装着されている。
右側はMAP(地図)画面で、カーナビと同じように常に自分の位置がわかるし、コースも設定できて便利だが、私はあまり使用していない。頭に入っている慣れた地域なら、MAP見てボタン押してる方が面倒なのだ。
ある日の航空写真撮影で、他空港の管制圏内に入るので、MAPを使ってみようと思い立った。管制圏のラインが紫色で見えにくい。大きくしてみようと縮尺を変えていると、突如 管制圏が消えた。ノブを回して探すうちに外の景色は変わっている。前方の目標物に向かうがどうも遠すぎる。「ヤバイ!」間違えに気付き慌てて戻った。MAPを見たがために、LOST(見失う)するという、どれだけアナログな私なのか再認識した(- -;)
紙の地図を見る方が安心のポッポより
新型実地試験
先月 今年度初めて、改定された内容での自家用実地試験が行われた。 昼過ぎから雷雨の予報であったが、以前なら未了で持ち越しになるところ、改訂によってフライトが大幅に短縮されたことで、後でオーラルを行い無事全部を終了できた。
数十年前から実地試験といえば、朝の準備から、最後の試験官からの講評まで10時間近くかかることもある長く、辛く、最後は体力勝負の国家試験であった。
今回は前席に教員が座り、試験官は後席から指示を出したが、いつもの訓練のようなポジションと内容で、本当にプレッシャーなく、実力を発揮できたと思う。 これなら、試験で燃え尽きることなく、その後に楽しみを見出しながら、飛び続けれるのではないだろうか。
しかし、近年あっちでもこっちでもプロのパイロットが足りないと言われるが、どうしたら早くできるのだろう? 映画「マトリックス」では、脳に操縦マニュアルをインストールするとすぐに操縦できていたが。。。
試験で前席に座るとまったく気が抜けずストレスの溜まった教員ポッポより
RJTOナビゲーションフライト
小型飛行機で他の空港へ行くって、いったいどういうことなのだろう…という疑問を持っている方も多いと思います。基本は地図に線を引いて距離と時間を割り出し、そのとおりに飛んでいきます。今年の初フライト、RJTO(大島空港)までのナビゲーションの様子を、航空地図と写真でご紹介します。DECO
グラス・コックピット
昨年、特に後半からは両実家へ行ったり来たり、歳取りゃいろいろあるもんだと、投稿もままならなくなったが、また復活だ。
このお正月はやりたくなかったグラスコックピットのお勉強。C172のS型は今までの丸いアナログ計器の針表示とちがい、コンピュータを通してデジタル化される。 ピタッと合わせていたつもりの速度も高度も、バタバタ細かく数字が動いていくので微妙に維持できていないのがはっきりわかる。
が、惑わされてはいけない。 それこそ数字を追いかけて機体を動かすのではなく、外の地平線を見て姿勢を維持する方が良い。 やはり「基本は外!」と言いたいところだが、本当に次元が変わってしまったのだと思う。 とにかく使うスイッチ、ボタンが多く、舵も重い。「シンプルに飛ぶ小型軽飛行機」の利点が無くなってしまった。
それでも仕事だ。 この仕事続けたければボチボチとやっていこう。 初めて横に乗って体験飛行した次の日、いつものC172P型で写真撮影を飛んだ。 すると、私の脳や体が非常に喜んでいるのがわかった。 飛行機を考えることなく楽に自在に動かせるから。
今年もあがきながら、年を重ねようじゃありませんか。 ああ、めでたいめでたい♪
ポッポ