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白銀に招かれた♪

  もう待てないと、息子の大学受験が終わると同時に志賀高原へスキーに行ってきた。

横手山から笠ヶ岳(左)と北アルプス(奥)

横手山から笠ヶ岳(左)と北アルプス(奥)

久しぶりだったが、天気も良く、念願の横手山を含め、広い志賀高原エリアをほぼ全部滑ることができた。

 とはいえ、やはり体力の衰えを痛感。事前にスクワットもやっていたのに、すぐに足の筋肉痛に襲われた。 これはヤバイと なるべく緩いコースを選びつつ、立ち止まっては景色に見とれて、カメラのシャッターを押していた。 時々、ジェット機の音が聞こえ、「ヤッホー」と空を見上げると飛んでいる。 こちらも標高6000フィート前後にいるので、案外近いかもと写すがご覧のとおり小さかった。(写真をクリックして拡大してね) 

熊の湯から横手山と飛行機

熊の湯から横手山と飛行機

 くたびれて宿へ帰ると、クラークの老紳士が「ヘトヘトになったときの滑りを覚えると、力の抜けた良い滑りができる」と教えてくれた。 なるほど、力がもう入らない4日目は最高のできだった!

 飛行機の操縦もそう言えばそうだった。 写真撮影飛行では時間が長くなってくると、疲れてきてだんだん手抜きというか、余計なことをせず、省エネモードに変わってくる。 それを良いとは意識しなかったが、案外、緊張を解く鍵であり、ほど良いのかもしれない。 でも、訓練でへとへとになるまでタッチ・アンド・ゴーするって大変じゃない?

寺子屋から飛行機

寺子屋から飛行機

   

 

 

BY 持ち帰った大きな志賀高原ポスターを貼って幸せに浸るポッポ

 

 

キツネがくるりと輪を描いた

 板倉滑空場でグライダー・アクロバット機のフォックスに乗せてもらった。 教官はもちろんブログ用1  この人、今や日本のグライダー、ヒコーキ、へりのトリプル教員のSさんだ。 

 この日はアクシデンタル・スピンとループやロールのアクロの体験で、飛行機の曳航で4000ftくらいまで上がってから、約3分ほどで科目を終えて着陸となる。 グライダーでの事故が絶えない昨今、意図せず自分からスピンへ近づける操作をしていく過程を観察してみるのが第一の目的。

 簡単なレクチャーを受け、10㎏ほどバラストを積み、パラシュートを背負って甲羅を背負う亀のようになり、座ってはギューギューベルトを締めあげる。 「おお、さすがアクロは重々しい・・・」と考える間もなく離陸。 曳航機を追うのも面白く、また遠い山々の白い綿帽子に見とれた。

阿部+櫻井 基本操作を少し習って、「ガン」と操縦桿を引っ張り、「バン」と失速して真下を向く失速をやってから、旋回からの不適切な操作によるスピンを実施。 簡単にスピンに入るが、どうしてもアクシデンタルでなく、手順を踏んでいるので、わざとらしくなってしまう。 もう一度、観察ポイントをよく理解してから体験する必要を感じた。 

 そして、ループやロール、ハンマーヘッドをデモしてもらい、私もループをやらせてもらった。 飛行機と違って、操縦桿がとても軽いため、「グイッと引いて」と言われて引き過ぎた。くるっと小回り、6G(通常の6倍の重力)がかかったループになってしまったらしい。 前席はやや座席が寝ているのであまり感じないが、座席の立った後席のSさんには「ウウッ」という重さだったようだ。背面_ブログ用

 のびのび自由に動かせるというのが、何とも面白く感じた。 そうだ、トンビではないけれど、せっかくパイロットになったのだから、このレッドフォックス号(赤いキツネ)で大きなループを描けるようになりたいな、と思う刺激的な一日だった。 

             ポッポ

私は離陸する

 昨年発行の当協会会報誌「空のワルツ」の取材で、そのパイロットの女性とのお話しや上司の方が作られた飛行場のDVDに何やら心を動かされ、描いた絵だ。

 後日、「女性のパイロットやディスパッチャーが入ることによって、こんなに社内の雰囲気が良くなるとは思ってもみなかった」という上司の方のお話を伺い、本当に嬉しく思ったが、でもそれは、まだ女性がいることが当たり前ではない現状を意味している。 いつの日か、彼女たちが頑張らずとも普通にしていられる環境になることを願いたい。

 「私は離陸するぞ!」と強い意志を持った彼女らを応援しながら、「私も絶好調よ!」と今年は自分に暗示を掛けて乗り切る作戦で行くことにしよう。

      ドルニエ228 離陸(投稿用)ポッポ

 

フラワーヘリ🌸

  Sさんの教証実地試験の応援で、ヘリ×1、ヘリ型指棒×2、コックピット・パネルとヘリポートのマグネット付き×各1の操縦教育証明向け教材グッズを作った。

 以前 100円ショップで購入して忘れかけていた「メッセクラフト」のヘリコプターキットを組み立てることにしたのだが、これがなかなかの優れもので、25㎝くらいの大きさのしっかりした木製ヘリが組みあがった。 そのままでも良いがつい手を加えたくなる。 で、アクリル絵の具で色を塗って、さらに飾り付けてこうなった。 フラワーヘリ

 乗っているパイロットは、自称「プラモのプロ」という夫が、髪の長いSさんを模して製作。 やや花に圧倒されているものの、しっかり鎮座している。フラワーヘリ2

 どう見ても教材としては使いにくく、アートとしか言えないのだが、果たして試験官の採点アップに繋がるだろうか・・・ フラワーヘリ3

 

 

 実地試験はとかく辛くなりがちだが、試験官をアッと驚かす工夫ができれば、試験が少し楽しみになり、合格がグッと近づくのだ。

                    ポッポ